パッケージのインストール
ここでは、パッケージをインストールする方法について説明していきます。
pip
前項で、Python では様々なライブラリを使用することができると書きました。一部のプリインストールされているライブラリは先程のようにただファイルの先頭で import ライブラリ名 のように書くだけでライブラリを使用することができますが、多くのライブラリはこれだけでは使用することができません。パッケージをインストールする必要があります。
Python では、パッケージのインストールを行うユーティリティとして、pip(Pip Installs Packages, Pip Installs Python) が使われます。
pip の使い方
Google Colaboratory で pip を使ってパッケージをインストールするには、!pip install ライブラリ名 のように書くだけです。その後は、前項のように import ライブラリ名 と書くことで任意のライブラリを使用することができます。今回の内容で覚えることは、これだけです。
例として、Python の代表的なデータ解析を支援するパッケージである pandas パッケージを使ってみましょう。
次のようにすると、確かに pandas パッケージを使うことができたことが確認できます。import pandas as pd というのは、pandas パッケージを pd という名前でインポートするという意味です。
ここで pandas パッケージを使った意味は特にありません。使い方を覚える必要も特にはありません。
Google Colaboratory を使わない場合は少しやり方が異なります。.py ファイルを使う場合は、次のようにします。
ターミナルなどで次のコマンドを実行することで、パッケージをインストールできます。一度インストールすれば、その後はインストールし直す必要はありません。
pip install pandas
その後、次のようにすることで、パッケージを使用することができます。
import pandas as pd
s1 = pd.Series([0, 1, 2])
print(s1)